近年、企業の不祥事が従業員等の内部関係者による外部への通報によって公になり、企業経営に深刻なダメージを生じさせる例が多く見受けられるようになりました。
企業経営におけるコンプライアンスの徹底が叫ばれる中、企業は、法令のみならず、広く社会が求めるルール・倫理の遵守に努めなければなりません。とりわけ、法令違反による信頼の失墜は、株価の下落、取引の停止等極めて重大な経営上の支障を来たします。
企業内では、経営上のリスクとなる様々な問題が常に発生していますが、企業内部で起こる法令・倫理違反を、経営者の指揮系統に基づく管理だけで全て把握することは、ほとんど不可能です。
そこで、潜在する経営リスクを発見し、問題が大きくなる前に、自浄作用によって解消するためには、経営者の指揮系統とは別ルートのシステムとして、内部通報制度が不可欠の手段といえます。
また、内部通報制度を設置することによって、制度が存在するだけで、法令・倫理違反を抑止する効果を期待できます。しかし、企業内の組織のみで内部通報制度を運営することは、以下のような理由により、極めて困難といえます。
内部通報制度の導入・運営には、ベリーベスト法律事務所をご活用ください。
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