
労働審判や訴訟で不当解雇と判断され、いわゆる「裁判に負けた」場合、企業は単に解雇を撤回すればよいというわけではありません。従業員の復職義務や解雇期間中の未払い賃金の支払い、さらには企業イメージの低下…
政治家の汚職や大型の脱税事件、インサイダー取引などの経済事件が発生した場合は、検察庁に設置された「特別捜査部(特捜部)」が捜査を担当することがあります。特捜部は東京・大阪・名古屋の各地方検察庁に設置…
繁忙期の年末年始・お盆・ゴールデンウィークなどは、サービス業やシフト制の店舗で、もっとも人手不足が発生しやすい時期です。そのような時期に従業員から有給休暇の申請が出ると、「休まれると困る」「繁忙期だ…
社内で労災事故が発生した場合、会社はさまざまな対応が求められます。たとえば、被災した従業員の救護や原因調査はもちろん、労働基準監督署への報告、労災申請への協力、再発防止策の検討といった対応が発生しま…
令和6年11月1日に施行された「フリーランス法」(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)は、フリーランスを保護するための初めての包括的な法律です。これに対し、令和8年1月1日に施行された「…
民事訴訟では、原告が訴状を提出したからといって、すぐに被告となる企業へ通知が届くわけではありません。訴状は、まず裁判所で内容確認や補正の審査が行われ、その後、初回期日の日程調整を経て、はじめて相手方…
専属的合意管轄裁判所とは、将来トラブルが発生した場合に、当事者間の合意によって「どの裁判所で訴訟を行うか」をあらかじめ固定する制度です。専属的に指定した場合は、原則としてほかの裁判所で提訴できなくな…
宗教法人の責任役員は、法人の財産管理や運営に関わる立場であり、その解任は法人の意思決定に影響します。寺院や親族経営の宗教法人では、離婚や相続などの家庭内での対立といった個人的事情を理由に一方的に解任…
従業員から残業代を請求された企業がまずすべきことは、請求内容が法的に妥当かどうかを確認することです。残業時間の証拠、労働時間に当たるかどうか、残業禁止ルールの有無、時効などを検討し、支払うべき部分と…
企業で使用しているソフトウェアについて、BSA(ビジネスソフトウェアアライアンス)から突然「損害賠償請求の通知」が届くケースがあります。BSAは、世界規模でソフトウェアの不正利用に対応している団体で…
控訴状が届いたら、まずは控訴理由書への反論準備(答弁書作成)と、附帯控訴を行うかの検討を速やかに進める必要があります。控訴審は、第一審と異なり審理が短期間で終わることが多く、対応が遅れると不利なまま…
企業では、従業員の規律違反や人事評価などにより、減給の処分を下したいと考えることもあるでしょう。しかし、減給に関しては守るべき法律上のルールがあり、会社側の一存で減給できるとは限りません。減給が可能…
契約を解除したいと思ったとき、取引相手が契約解除に合意してくれればいいのですが、契約継続を望んでいたり、なんら反応を見せてくれなかったりするなど、一向に契約解除に合意できない場合はどうすればよいでし…
近年、長時間労働などを原因とする過労死の増加が社会的に問題視されており、国も働き方改革を推進するなどして、過労死の防止に注力しています。企業としても、過労死が発生すると損害賠償義務を負うだけでなく、…
扶養手当は、従業員が家族を支える際の経済的負担を減らし、安心して働いてもらうための制度です。給与に直接上乗せされるため、従業員にとってはすぐ生活費にしやすく、会社にとっても従業員のモチベーション向上…
同族経営の会社では、親族同士の信頼関係に支えられる一方で、意見の対立や経営方針の違いから深刻なトラブルに発展することがあります。なかでも大きな問題となりやすいのが、社長(代表取締役)の解任です。突然…
会社の経営者や総務または人事・経理などを担当している方であれば、従業員の給料を差し押さえる通知を裁判所から受け取ったことがある方もいらっしゃることと思います。突然、裁判所から書類が届くと驚かれること…
株式譲渡は比較的シンプルな事業承継の方法で、規模の小さな会社でも利用しやすいメリットがあります。ただし株式譲渡を行うにあたって、税金の問題や親族間の対立が生じるケースもあります。スムーズにトラブルな…
完全歩合制(固定給を設けない成果報酬のみの制度)は、雇用契約のもとで導入すると、労働基準法違反となるおそれがあります。完全歩合制は業務委託社員に限って導入し、雇用契約を締結している従業員については固…
譲渡制限株式を第三者に譲渡する際には、会社から承認を得ることが必要です。譲渡承認請求に際して買取請求もしていれば、譲渡が承認されなかった場合に、会社や会社が指定した者が株式を買い取らなければなりませ…