
本業に集中してほしい、顧客情報を漏えいされたくないなどの理由から、従業員の副業禁止を考える企業も少なくありません。もっとも、企業は、従業員の副業を一切管理できないわけではありません。業務への支障防止…
業務の外注やアウトソーシングが一般化する中で、「役務提供委託」という取引形態を利用する企業は年々増えています。しかし、役務提供委託は、単なる業務委託とは異なり、一定の条件を満たすと取適法(中小受託取…
2025年4月1日、「物流効率化法」(正式名称:物資の流通の効率化に関する法律)が施行されました。この法律は、トラックドライバーの時間外労働規制強化(いわゆる2024年問題)による物流停滞を防ぐため…
休日出勤をした場合、企業は、通常の賃金とは別に割増賃金を支払う必要があります。しかし、休日出勤といっても、「法定休日」と「法定外休日(所定休日)」のどちらに該当するかによって割増賃金の扱いが異なり、…
「事実無根の主張で裁判を起こされた」など、企業活動を行っていると、このような言いがかりとも思えるトラブルに巻き込まれることがあります。特に近年では、パワハラや不当解雇、契約トラブルなどを理由に、企業…
契約を締結する際には、その内容をまとめた契約書を取り交わすことが大切です。契約書を作ることにより、当事者間の合意の内容が明確化されてトラブルの予防につながります。契約書を作成するに当たっては、弁護士…
労働審判や訴訟で不当解雇と判断され、いわゆる「裁判に負けた」場合、企業は単に解雇を撤回すればよいというわけではありません。従業員の復職義務や解雇期間中の未払い賃金の支払い、さらには企業イメージの低下…
政治家の汚職や大型の脱税事件、インサイダー取引などの経済事件が発生した場合は、検察庁に設置された「特別捜査部(特捜部)」が捜査を担当することがあります。特捜部は東京・大阪・名古屋の各地方検察庁に設置…
繁忙期の年末年始・お盆・ゴールデンウィークなどは、サービス業やシフト制の店舗で、もっとも人手不足が発生しやすい時期です。そのような時期に従業員から有給休暇の申請が出ると、「休まれると困る」「繁忙期だ…
社内で労災事故が発生した場合、会社はさまざまな対応が求められます。たとえば、被災した従業員の救護や原因調査はもちろん、労働基準監督署への報告、労災申請への協力、再発防止策の検討といった対応が発生しま…
令和6年11月1日に施行された「フリーランス法」(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)は、フリーランスを保護するための初めての包括的な法律です。これに対し、令和8年1月1日に施行された「…
民事訴訟では、原告が訴状を提出したからといって、すぐに被告となる企業へ通知が届くわけではありません。訴状は、まず裁判所で内容確認や補正の審査が行われ、その後、初回期日の日程調整を経て、はじめて相手方…
専属的合意管轄裁判所とは、将来トラブルが発生した場合に、当事者間の合意によって「どの裁判所で訴訟を行うか」をあらかじめ固定する制度です。専属的に指定した場合は、原則としてほかの裁判所で提訴できなくな…
宗教法人の責任役員は、法人の財産管理や運営に関わる立場であり、その解任は法人の意思決定に影響します。寺院や親族経営の宗教法人では、離婚や相続などの家庭内での対立といった個人的事情を理由に一方的に解任…
従業員から残業代を請求された企業がまずすべきことは、請求内容が法的に妥当かどうかを確認することです。残業時間の証拠、労働時間に当たるかどうか、残業禁止ルールの有無、時効などを検討し、支払うべき部分と…
企業で使用しているソフトウェアについて、BSA(ビジネスソフトウェアアライアンス)から突然「損害賠償請求の通知」が届くケースがあります。BSAは、世界規模でソフトウェアの不正利用に対応している団体で…
控訴状が届いたら、まずは控訴理由書への反論準備(答弁書作成)と、附帯控訴を行うかの検討を速やかに進める必要があります。控訴審は、第一審と異なり審理が短期間で終わることが多く、対応が遅れると不利なまま…
企業では、従業員の規律違反や人事評価などにより、減給の処分を下したいと考えることもあるでしょう。しかし、減給に関しては守るべき法律上のルールがあり、会社側の一存で減給できるとは限りません。減給が可能…
契約を解除したいと思ったとき、取引相手が契約解除に合意してくれればいいのですが、契約継続を望んでいたり、なんら反応を見せてくれなかったりするなど、一向に契約解除に合意できない場合はどうすればよいでし…
近年、長時間労働などを原因とする過労死の増加が社会的に問題視されており、国も働き方改革を推進するなどして、過労死の防止に注力しています。企業としても、過労死が発生すると損害賠償義務を負うだけでなく、…