
企業法務コラム
近年、長時間労働などを原因とする過労死の増加が社会的に問題視されており、国も働き方改革を推進するなどして、過労死の防止に注力しています。企業としても、過労死が発生すると損害賠償義務を負うだけでなく、…
扶養手当は、従業員が家族を支える際の経済的負担を減らし、安心して働いてもらうための制度です。給与に直接上乗せされるため、従業員にとってはすぐ生活費にしやすく、会社にとっても従業員のモチベーション向上…
同族経営の会社では、親族同士の信頼関係に支えられる一方で、意見の対立や経営方針の違いから深刻なトラブルに発展することがあります。なかでも大きな問題となりやすいのが、社長(代表取締役)の解任です。突然…
会社の経営者や総務または人事・経理などを担当している方であれば、従業員の給料を差し押さえる通知を裁判所から受け取ったことがある方もいらっしゃることと思います。突然、裁判所から書類が届くと驚かれること…
完全歩合制(固定給を設けない成果報酬のみの制度)は、雇用契約のもとで導入すると、労働基準法違反となるおそれがあります。完全歩合制は業務委託社員に限って導入し、雇用契約を締結している従業員については固…
使用人兼務役員とは、従業員(使用人)としての業務と役員としての職務を併せ持つ立場の人をいいます。たとえば、平取締役(代表権のない取締役)が部門の責任者として日常業務を行うケースが典型例です。使用人と…
従業員は、その賃金を得ることで生活をしていますが、自身やその家族の病気や失業により、住宅ローンや医療費、教育費の支払いが滞って、従業員の生活が一時的に不安定となることがあります。従業員貸付制度は、こ…
令和7(2025)年6月1日より、改正労働安全衛生規則が施行され、事業者における職場での熱中症対策が罰則付きで義務化されました。これにより、これまで努力義務とされていた対応が、罰則付きの法的義務とし…
令和7年1月より電子申請が義務化された労働者死傷病報告を適切に行わないと、事業者は労災隠しとして罰則の対象となりえます。労働者死傷病報告の電子申請方法や注意点、弁護士に対応を依頼すべきケースなどを、…
企業が労働者に残業をさせるには、「36協定」の締結・届け出が必要になります。また、36協定に特別条項を定めることで、企業側に臨時的な必要性があれば、労働基準法上の上限を超えて、労働者に対して残業を指…
昼休み中も従業員に電話対応や来客対応をさせてはいませんか?このような状況は、休憩時間の自由利用が確保されていないため、労働基準法に違反する可能性があります。休憩時間に関する労働基準法違反を防ぐには、…
社内の規律に違反した従業員の減給処分を行う場合、「給料を30%カット」や「減給6か月」といった処分を下したいと考えることもあるでしょう。しかし、減給処分には、法律で上限が定められています。上限を超え…
従業員が無断欠勤を続けている場合、会社の業務に支障をきたすため、解雇をひとつの選択肢として検討されている会社もあるかもしれません。しかし、解雇には厳しいルールが設けられており、従業員が無断欠勤をした…
企業から労働者に対する賞与の支給は、法的な義務ではありません。賞与の有無および支給額の算出方法などは、企業が独自に定めることが可能です。ただし、賞与の定め方によっては支給義務が生じるため、一方的に減…
従業員が突然退職し、十分な引き継ぎも行わないまま会社を去ってしまうケースは少なくありません。こうした事態で業務に支障が出た場合、会社としては従業員に対して損害賠償請求ができるのかどうか気になる方も多…
働き方改革法案の成立に伴い、2019年(平成31年)4月1日から、年5日の年次有給休暇(以下「有給休暇」といいます)を労働者に取得させることが義務となりました。年5日の有給休暇取得義務は、どのような…
会社の経営難や人事評価、給与規定の見直しなど、さまざまな理由から従業員の給料を減額したいと考えることがあるでしょう。給料の減額は従業員を解雇するよりは穏便な手段ですが、減給も労働者に対して不利益を与…
2022年10月施行の育児介護休業法改正により、「育児休業の分割取得」が制度上認められるようになりました。従来は1回取得が原則だった育児休業を、複数回に分けて取得できることで、従業員・企業の双方にメ…
非正規雇用労働者(契約社員など)は、期間の定めがある労働契約を締結していますので、契約期間の満了によって労働契約が終了するのが原則です。そのため、業績が悪化した企業では、雇用調整の手段として、非正規…
退職を控えた社員から「有給休暇を取得させてほしい」「残っている有給を買い取ってほしい」という希望を受けることがあります。会社としては、これらに応える義務があるのでしょうか?また、どのような方法で対応…