企業法務コラム
いよいよ、今年も夏本番を迎え、店頭では、様々な暑さ対策に関する新商品を目にする機会が増えたようにも思います。
そこで、今回は、「このような新商品をどのように知的財産権で保護すべきか?」についてご説明させていただきます。
知的財産権には、いろいろな種類の権利がありますが、その中でも代表的なものとして、以下のものがあります。
例えば、A社が新商品として、小型の扇風機を開発したとします。
この扇風機は、ファンの形状を特殊な形に成形することで、少ない回転数で多量の風を送風できるという特徴を有しています。
そして、A社は、この新型の小型扇風機を「ABC」というブランド名で販売することを計画しています。
では、この小型扇風機を、どのように知的財産権で保護していけばよいのでしょうか?
以上のように、知的財産権の保護は、一つの製品に対して、技術面、デザイン面、そしてブランド面といった、あらゆる角度からの保護が可能であり、これらの権利を組み合わせることで、幅広く他者の模倣行為を防止することができるようになります。
例えば、他者の行為が特許権侵害に該当しない場合であっても、これを意匠権侵害又は商標権侵害として権利行使することができる場合もあります。
このことからも明らかなように、知的財産権の多面的な保護は、事業戦略において非常に重要なものであることから、皆様におかれましては、是非一度、新しい商品について、知的財産権による保護をご検討されてみてはいかがでしょうか。
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