企業法務コラム
今回ご紹介するのは弁護士保険です。
弁護士保険とは、弁護士の相談費用、示談交渉・訴訟などにかかる費用を補償する保険です。
司法制度改革により弁護士人口は増加し、3万人を超える弁護士がいるにもかかわらず今なお弁護士の敷居が高いと言われるのは、弁護士費用が高額でかつ原則として全部自己負担であるためです。
したがって、多くの人が身のまわりで起きる小さな紛争については弁護士費用をかけずに泣き寝入りせざるを得ないのです。
弁護士保険を利用すれば、交通事故等の損害賠償請求に関して弁護士に法律相談や事件を依頼する場合に、その法律相談料等の弁護士費用や訴訟等の手続費用が保険から填補されます。
また、これまでは交通事故にしか適用されない弁護士保険(いわゆる「弁護士費用特約」)が主流でしたが、最近は、離婚事件や労働事件等の交通事故以外の案件にも適用される弁護士費用保険も販売されています。
このような弁護士保険が普及すれば、これまで弁護士費用がネックになって泣き寝入りをしていた当事者でも、弁護士に訴訟等の依頼を出来るようになってきます。
弁護士保険は、日本弁護士連合会と協定した損害保険会社及び共済が販売しています。
日弁連が協定を締結している保険会社等は、以下の13社となっております。
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