企業法務コラム
顧問弁護士の必要性をなんとなく感じているものの、顧問弁護士を利用すると具体的にどのようなメリットがあるのかがわからず、顧問弁護士の利用を躊躇している企業も少なくありません。
顧問弁護士は、月額制で利用できることから、いわゆる「サブスク」と同様に考えているかもしれませんが、一般的なサブスクのように無制限に使い放題というわけではないため注意が必要です。
今回は、顧問弁護士を利用するメリットとベリーベスト法律事務所での顧問弁護士サービスの特徴について解説します。
サブスクとは、「サブスクリプション」の略で、本来は「年間購読」や「予約購読」といった契約形態を指す言葉でした。しかし、最近では「月額制サービス」、「定額制サービス」を指す言葉として利用されることが多くなってきています。
サブスクでは、料金を支払うことにより、モノやサービスを一定期間自由に利用することができます。このようなサブスクは、主に動画配信や音楽配信などのサービスを中心に広まっていましたが、現在では、洋服、時計、バック、家具のレンタル、カーシェア、住居シェアなどさまざまなジャンルに広まっています。
顧問弁護士の契約も一般的には、月額○○万円などの定額制になっていますので、サブスクの一種といえるかもしれません。ただし、一般的なサブスクとは異なり、弁護士への相談や依頼が定額で使い放題というわけではありません。顧問弁護士の利用をお考えの方は、この点に注意が必要です。
もっとも、顧問弁護士には、後述するようなさまざまなメリットがありますので、まだ顧問弁護士を利用していないという企業は、顧問弁護士のメリットをしっかりと理解したうえで、今後導入を検討するとよいでしょう。
顧問弁護士と契約することで、以下のようなメリットが得られます。
会社を経営していると、法的な悩みに直面する場面も多いと思います。弁護士に相談した方がよいと思いながらも、事前に予約をして、弁護士事務所に赴いて初対面の相手に相談するとなるとハードルが高く、相談を躊躇してしまうこともあるでしょう。
しかし、顧問弁護士であれば、会社の事情を把握していることが前提であり、気軽に相談をすることができます。相談方法も面談相談だけではなく、電話やメールでの相談も可能ですので、ささいな悩みであっても気軽に相談が可能です。
企業経営においては、どれだけ注意を払っていたとしても法的トラブルの発生をゼロに抑えることはできません。従業員との労働問題、取引先からの債権回収、顧客からのクレーム対応、損害賠償請求などのトラブルが発生した場合は、迅速に対応することが何よりも重要となります。初動対応を誤ってしまうと、被害が拡大し、会社の利益が大きく損なわれてしまうかもしれません。
一般的には、法的トラブルが発生した場合には、弁護士に対応を依頼することになりますが、スポット対応の弁護士だと、法律相談のための予約、法律相談、依頼という流れをとりますので、実際にトラブルの対応に着手するまでに時間を要してしまうことも少なくありません。
また、初対面の弁護士では、自社がこれまでに直面してきたトラブルを把握しているわけではありませんから、業界や自社の実態に即した問題の所在をつかむのに時間がかかる可能性があります。
しかし、顧問弁護士であれば、上記のような心配がなく、顧問先企業のトラブルに迅速に対応することが可能です。
何らかのトラブルが発生した場合には、弁護士に依頼することで被害を最小限に抑えることはできても、被害自体をゼロにすることは困難です。そのため、企業が安定的に発展していくためには、トラブルを未然に回避するための対策や予想できるリスクを回避するための対策が重要となります。
顧問弁護士であれば、自社の強みや内情を把握していますので、固有の事情を踏まえた最適な対策を提案してもらうことができます。また、顧問弁護士は通常、他の企業の法律問題にも日々多数対処しているため、近時話題になっている法的問題の共有を受けたり、自社では気付けないような問題点について指摘を受けたりすることができます。
法律のなかには、毎年のように法改正がされるものもありますので、企業が関係する分野の法律は、改正点などをしっかりと押さえておかなければなりません。
しかし、法律の内容は、非常に複雑なものになっていますので、どのような点が改正され、どのような影響があるのかは法律自体からでは読み取れないことも多いです。
顧問弁護士であれば、顧問先企業に関連する法改正があった場合には、改正法のポイントなどをわかりやすく説明してもらうことができます。
法的トラブルの対応は、法務部が担当するのが一般的です。しかし、法務部を設置するためには、設置費用や人件費などの負担が大きく、中小企業では法務部の設置は現実的ではありません。
しかし、顧問弁護士と契約をしていれば、法務部門のアウトソーシングとして、法務部を設置するよりも低コストで、法務部以上のメリットを享受することができます。法務部を設置したとしても、社員の教育などに時間と費用がかかりますが、顧問弁護士であれば初めからハイレベルなリーガルサービスの提供を受けることが可能です。
弁護士と顧問契約をした場合には、月額料金で決められた時間内の法律相談を利用することができます。
実際にトラブルが発生した場合には、別途、顧問弁護士と個別事件について委任契約を結んで交渉や訴訟などの代理人活動を依頼することになりますが、その際には、毎月の顧問料とは別に弁護士費用が発生します。
しかし、顧問弁護士であれば、代理人として動いてもらう場合に弁護士費用を優遇してもらえることが多いため、コストの削減につながります。
上記の顧問弁護士の一般的なメリットに加え、ベリーベスト法律事務所の顧問弁護士サービスには、以下のような特徴があります。
ベリーベスト法律事務所では、企業の規模やニーズに応じて選択できるさまざまな料金プランを用意しています。
企業によっては、相談することがそれほど多くはないにもかかわらず、高額な顧問料が発生するのがネックに感じることもあると思います。そのような費用面での支障を解消するために、ベリーベスト法律事務所の月額制の顧問弁護士サービスでは、月額3980円から利用できるプランもご用意しています。とりあえず顧問弁護士を利用してみたいという場合には、月額3980円からのプランからスタートするというのもよいでしょう。
また、プランによっては、「無料対応分」というものがあります。無料対応分とは、弁護士が業務を行って発生した費用(タイムチャージ)のうち顧問料の範囲内で対応できる金額です。ニーズに応じてプランをお選びください。
ベリーベスト法律事務所では、顧問契約の締結をした企業に向けて、さまざまな特典を用意しています。
顧問契約特典について詳しくはこちら
顧問弁護士を利用することで、トラブルを予防できたり、トラブルが生じたとしても被害を最小限に抑えたりすることが可能になります。
ベリーベスト法律事務所では、企業の規模やニーズに応じたさまざまな料金プランを用意していますので、まだ顧問弁護士を利用していないという企業は、ぜひこの機会に当事務所の顧問弁護士サービスの利用をご検討ください。
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