企業法務コラム

2014年10月07日
  • 遺言書
  • 税理士

相続税対策のための遺言書の準備のポイント

相続税対策のための遺言書の準備のポイント

日を追うごとに相続の相談が多くなってきました。
相続ってホントに難しいですね。税理士である私からみれば、「こうするのが一番相続税安いよ!」という視点でアドバイスをすることがほとんどですが、納税額よりも想いを優先する方が実に多いんです。

明らかにその相続の仕方は(納税額的に)不利ですよ、と言っても、「これが私たちの想いだからいいんです」とおっしゃるお客様が多いのです。

金額でモノを考える癖がある税理士にはこれは本当に驚きです。それゆえに、相続は本当に難しいです。金勘定だけではなく、想いまで考えなければいけないのですから。

相続は相続財産の多少に関わらず、多かれ少なかれ揉め事が発生します。財産の分け方について揉めるのは想像に容易いと思いますが、過去の兄弟喧嘩が蒸し返されたりすることもあります。

ビジネスの話であるならば損得勘定でおおよそ解決しますが、相続はそうもいかないのです。本当に大変です。

では、どうすれば揉め事が減るでしょうか。

まず、遺言書を遺すことが本当に大切です。
遺言書に、「兄に○○、弟に△△を相続させる」とでも残しておけば、多少の遺恨はありつつも、親父がそう思っているなら仕方がないと思う方がほとんどです。さらに、相続税の節税対策を考えると孫に財産を遺すことも選択肢の一つとなりますが、孫に財産を相続させるには遺言書が不可欠になります。

遺言書は印籠みたいなもので、相続ですごくもめていても、遺言書が発見された途端に揉め事がおさまるケースもよくあるのです。よし、遺言書を書こう!と思ったら、ぜひ、弁護士、税理士にも相談をしてみてください。

弁護士には法律的に有効か無効かを確認してもらいつつ、税理士には自分の想いを税金的に考えるとどうかをアドバイスしてもらうとよいと思います。

ベリーベストには弁護士も税理士もおりますから、同時に相談できて便利です。
弁護士と税理士に相談し、遺言書もできた。

最後の仕上げに子供たちなどの推定相続人(自分が亡くなったときに相続人になる方々)を集め、遺言書の内容を推定相続人に説明してしまうのが最良だと思います。

その際、弁護士、税理士を同席させると効果的です。

そして侃々諤々やることによって、みんなが納得した遺言書が出来上がれば、揉め事のない落ち着いた相続になるのではないかと思います。

ベリーベストでは遺言書の相談を弁護士と税理士と相談可能ですので、いつでもご連絡ください。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています
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