
企業法務コラム
「振込手数料は差し引いて支払います」「受注者負担が当たり前です」元請企業からこのように言われ、特に疑問を持たず受け入れている事業者の方もいるでしょう。しかし、振込手数料を受注者が負担する扱いは、場合…
利益相反取引とは、ある取引において一方は利益を得ると同時に、一方には不利益が生じることをいいます。・利益相反取引とはいったい何なのか・利益相反取引で必要な承認・承認決議の注意点(特別利害関係人)など…
「急な値下げを求められた」「追加作業を頼まれたのに費用を払ってもらえない」発注者が優位な立場を利用して、受注者に一方的な不利益を押し付ける行為は、一般に「下請けいじめ」と呼ばれます。令和8年1月に施…
繰り返されるクレーム電話や口コミ投稿は、内容や態様によっては、威力業務妨害罪または偽計業務妨害罪等の犯罪に該当する可能性があります。厚生労働省の令和5年度調査によると、従業員30人以上の企業・団体の…
非上場株式を相続した場合の選択肢は、保有するか売却するかの2つです。ただし、上場株のように証券会社で簡単に売買できるものではありません。会社の承認が必要になるケースが多く、売却の手続きや進め方を誤る…
契約書や利用規約を作成する際、「できるだけ責任を負わないようにしたい」と考えるのは自然なことです。そのため、多くの企業が免責条項を設けています。しかし、免責条項は、どのような内容でも有効になるわけで…
非上場株式(未公開株式)の売却に当たっては、買い主候補の選定や企業価値の評価、会社による譲渡承認などさまざまな課題を乗り越えなければなりません。トラブルなくスムーズに、かつ納得できる条件で非上場株式…
2026年1月1日から施行された「取適法」は、従来の下請法の内容を見直し、取引の適正化を図るための法律です。取適法が適用されるかどうかは「資本金基準」と「従業員数基準」の2つによって判定されます。従…
令和8年(2026年)1月、「下請代金支払遅延等防止法(下請法)」は大きく見直され、新たに「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律(通称:取適法)」として施行され…
業務の外注やアウトソーシングが一般化する中で、「役務提供委託」という取引形態を利用する企業は年々増えています。しかし、役務提供委託は、単なる業務委託とは異なり、一定の条件を満たすと取適法(中小受託取…
2025年4月1日、「物流効率化法」(正式名称:物資の流通の効率化に関する法律)が施行されました。この法律は、トラックドライバーの時間外労働規制強化(いわゆる2024年問題)による物流停滞を防ぐため…
令和6年11月1日に施行された「フリーランス法」(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)は、フリーランスを保護するための初めての包括的な法律です。これに対し、令和8年1月1日に施行された「…
契約を解除したいと思ったとき、取引相手が契約解除に合意してくれればいいのですが、契約継続を望んでいたり、なんら反応を見せてくれなかったりするなど、一向に契約解除に合意できない場合はどうすればよいでし…
2025年6月28日、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(以下「風営法」といいます。)の一部改正法が施行されました。近年、ホストクラブやキャバクラなどの接待飲食業の一部における悪質な…
消費者保護法とは、消費者契約法や特定商取引法、景品表示法、割賦販売法、貸金業法などの総称をいいます。厳格化が進む消費者保護法への対応は、消費者向けのビジネスを展開する企業にとって急務といえます。企業…
飲食店で「食中毒」が疑われる事態は、お客様の健康だけでなく、店の信用を大きく損なうリスクがあります。ノロウイルスや細菌など、食中毒の原因は多岐にわたり、初動から原因究明、被害者対応、保健所への対応な…
「会社の役員」と聞いて思い浮かぶ名称は、取締役、執行役員、執行役など、さまざまです。ぞれぞれ、どのような違いがあるのかよくわからず、困惑してしまうこともあるでしょう。たとえば、執行役員とは、取締役の…
乗車定員10人以下の自動車を5台以上、乗車定員11人以上の自動車を1台以上保有している事業所では、アルコールチェックが義務化されています。以前は、目視でのアルコールチェックで足りましたが、令和5年1…
ホテルや旅館の予約キャンセルにより損害を受けた場合、事業者は客に対してキャンセル料金を請求することができます。ただし金額が高過ぎると、予約キャンセル料の定めが無効になる点などに注意しましょう。本記事…
要配慮個人情報とは、本人に対する差別や偏見その他の不利益が生じないように、その取り扱いについて特に配慮を要する個人情報です。個人情報保護法では、要配慮個人情報の取り扱いについて特別のルールを定めてい…