企業法務コラム
宗教法人には、一定の書類と帳簿を備え付けることが義務付けられています。宗教法人の備え付け書類のうち、一部の書類は、写しを所轄庁に提出しなければなりません。また、信者その他の利害関係人から備え付け書類…
乗車定員10人以下の自動車を5台以上、乗車定員11人以上の自動車を1台以上保有している事業所では、アルコールチェックが義務化されています。以前は、目視でのアルコールチェックで足りましたが、令和5年1…
準委任契約とは、法律行為以外の仕事を行うことを目的とした業務委託契約の一種です。準委任契約には、雇用に関する規制が適用されない、社会保険料の負担が発生しない、専門性の高い外部人材を活用できるなどのメ…
下請法では、下請事業者を保護するさまざまな規制が設けられています。約束手形による下請代金の支払いも、下請法によって規制されています。令和6年11月から「60日ルール」が適用され、60日を超えるサイト…
企業間で何か契約をする際には、契約書を作成することが一般的です。また、合意内容をまとめた書面として「覚書」を作成することもあります。覚書も契約書と同様の効力を発揮するため、覚書の内容によっては、収入…
永代供養契約書は、永代供養の条件や費用、供養期間などを明確にし、契約後のトラブルを未然に防ぐための重要な書類です。寺院や神社などの宗教法人においては、契約内容の透明性を確保し、ご遺族との信頼関係を築…
スクイーズアウトとは少数株主が持つ株式を強制的に取得する手法です。MBOや企業買収などの場面で活用されます。スクイーズアウトの進め方が不適切だと、少数株主との間でトラブルに発展する可能性があるので注…
同意書と承諾書は実質的に同じですが、実務上は意識して使い分けられる傾向にあります。同意書や承諾書の提出を受けることのある企業は、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。本記事では同意書と承諾書に…
ホテルや旅館の予約キャンセルにより損害を受けた場合、事業者は客に対してキャンセル料金を請求することができます。ただし金額が高過ぎると、予約キャンセル料の定めが無効になる点などに注意しましょう。本記事…
従業員の育成は、企業が時間とお金をかけて行っていますので、従業員の引き抜きを許してしまうと、企業には多大な損害が発生します。引き抜かれた従業員が競合退社に就職したり、引き抜きの際に営業秘密の持ち出し…
令和6年11月に、大手出版社である株式会社KADOKAWAが、公正取引委員会から下請代金支払遅延等防止法(下請法)違反を理由に是正勧告を受けました。是正勧告の理由は、雑誌の記事作成や写真撮影の業務に…
宗教法人でも、収益事業によって得た利益は課税対象となります。宗教法人の運営者は、非課税の宗教活動と課税される収益事業を明確に区別した上で、適切に税務申告を行いましょう。本記事では、宗教法人でも課税対…
会社を経営すると、さまざまな責任を負うことになります。その責任のひとつに、従業員の不法行為により生じた第三者に対する損害について、会社も損害賠償しなければならない「使用者責任」(民法715条)という…
下請法とは、親事業者により下請事業者が不当な取り扱いを受けないよう、親事業者が遵守すべき事項や禁止事項を定めた法律になります。下請法が適用される取引に該当する場合には、親事業者にはさまざまな義務や禁…
株式会社を設立した場合、会社運営にわたって重要となる事項の一つが「株主総会」の運営です。株主総会では、会社の実質的な所有者である株主が、会社にとって重要な事項を随時決定します。株主が少数の場合でも、…
会社の役員の役職を決めるにあたって、どのような名称にすればよいかで悩んでいる方もいるかもしれません。「会社の役員」と聞いて思い浮かぶ名称は、取締役、執行役員、執行役など、さまざまです。ぞれぞれ、どの…
GDPR(一般データ保護規則)は、EU圏内における個人情報保護のルールを定めた法規制です。日本企業であっても欧州経済領域内に事業所があったり、同領域内の人や企業と取引をしている場合には、GDPRの規…
近年、株主総会の開催にあたっては、人数を限定して実施するといった対応のほか、オンラインでも実施されるようになりました。さまざまな社会情勢に応じて従来の形式以外の方法も検討する必要がでてきたことで、役…
内容証明郵便とは、差出人・宛先・差出日時・内容について郵便局が証明してくれるサービスです。従業員や取引先、顧客などから内容証明郵便が届いたら、何らかのトラブルが生じている可能性がありますので、法的観…
応召義務とは、医師または歯科医師が正当な事由がなければ患者からの診療・治療の要求を拒否することができない義務をいいます。医師および歯科医師には、応召義務がありますので、基本的には患者の治療を拒否する…
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