企業法務コラム
宗教法人でも、収益事業によって得た利益は課税対象となります。宗教法人の運営者は、非課税の宗教活動と課税される収益事業を明確に区別した上で、適切に税務申告を行いましょう。本記事では、宗教法人でも課税対…
会社を経営すると、さまざまな責任を負うことになります。その責任のひとつに、従業員の不法行為により生じた第三者に対する損害について、会社も損害賠償しなければならない「使用者責任」(民法715条)という…
下請法とは、親事業者により下請事業者が不当な取り扱いを受けないよう、親事業者が遵守すべき事項や禁止事項を定めた法律になります。下請法が適用される取引に該当する場合には、親事業者にはさまざまな義務や禁…
株式会社を設立した場合、会社運営にわたって重要となる事項の一つが「株主総会」の運営です。株主総会では、会社の実質的な所有者である株主が、会社にとって重要な事項を随時決定します。株主が少数の場合でも、…
会社の役員の役職を決めるにあたって、どのような名称にすればよいかで悩んでいる方もいるかもしれません。「会社の役員」と聞いて思い浮かぶ名称は、取締役、執行役員、執行役など、さまざまです。ぞれぞれ、どの…
GDPR(一般データ保護規則)は、EU圏内における個人情報保護のルールを定めた法規制です。日本企業であっても欧州経済領域内に事業所があったり、同領域内の人や企業と取引をしている場合には、GDPRの規…
近年、株主総会の開催にあたっては、人数を限定して実施するといった対応のほか、オンラインでも実施されるようになりました。さまざまな社会情勢に応じて従来の形式以外の方法も検討する必要がでてきたことで、役…
内容証明郵便とは、差出人・宛先・差出日時・内容について郵便局が証明してくれるサービスです。従業員や取引先、顧客などから内容証明郵便が届いたら、何らかのトラブルが生じている可能性がありますので、法的観…
応召義務とは、医師または歯科医師が正当な事由がなければ患者からの診療・治療の要求を拒否することができない義務をいいます。医師および歯科医師には、応召義務がありますので、基本的には患者の治療を拒否する…
黄金株とは、株主総会における重要事項の議決について拒否権が与えられた株式です。黄金株は敵対的買収への防衛策などとして活用できますが、独裁的な経営につながり得るおそれなどのデメリットがあるため、注意し…
「破門」とは、僧や神職などを宗派から追放することや、弟子との師弟関係を強制的に終了させることなどを意味します。破門される人(破門者)が労働者に当たる場合は、解雇と同等のルールが適用される点に注意が必…
裁判所から送られてくる書類は、訴状だけでなく訴訟告知書であるケースもあります。訴訟告知とは、訴訟で係争中の問題に関係する第三者に対し、訴訟が継続している事実を通知することをいいます。このような訴訟告…
企業にとって自社の商品やサービスをアピールすることは、重要な広告戦略のひとつとなります。しかし、広告内容と商品・サービスの実態がかけ離れており、誇大な内容となっている場合、「詐欺広告」として罰則やペ…
リベートとは、主にメーカー側が販売促進を目的として、流通業者の取引高に応じて、仕入代金の一部を払い戻すことをいいます。なかには、リベートといえば賄賂のような違法なイメージを持たれる方もいますが、リベ…
会社をやめる共同経営者(共同出資者)から、「出資したお金を返してほしい」と、出資金の払い戻しを請求されるケースがあります。そのようなとき、言われたとおりに出資金を返還しなければならないのか、また返還…
リーガルチェックとは、契約書などの内容に問題がないか、法的な観点から確認する作業です。顧問弁護士の確認を経た契約書を取り交わせば、トラブルや不利な条件での仕事を防ぐことができるでしょう。まだ顧問弁護…
IT業界における「検収」とは、納品物の仕様や動作などを発注者側が確認する作業です。検収に合格すると報酬が支払われますが、合否に関してトラブルが生じるケースもあります。発注者との間で、あらかじめ検収の…
閉店予定の店舗がある場合には、在庫処分のために「閉店セール」を実施するケースも多いです。経営者の中には、閉店セールを実施したところ思った以上に売り上げがよかったことから、閉店セールをこのまま続けたい…
「損害賠償条項」とは、債務不履行が発生した場合に備え、損害賠償のルールを定めておく契約条項です。損害賠償責任の要件や範囲、損害賠償額の上限などを適切に設けることによって、万が一債務不履行が起きた場合…
2024年(令和6年)4月1日から、改正不正競争防止法(不競法)が施行されました。主な改正点は、メタバースなどのデジタル空間での模倣行為の防止や、秘密管理されている情報の保護の強化を図るものです。本…
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