よくある質問
先日退職した元従業員を原告、当社を被告として、退職金等の支払を求める訴状が裁判所から届きました。どのように対応すればよいでしょうか。
決められた期限までに答弁書を提出するために、早急に内容を検討し、同時に弁護士に相談、依頼しましょう。
【詳しい解説】
裁判所から訴状(の副本)が届いたら、それは訴訟を提起されたということです。
そのまま放置し、答弁書を提出することなく第1回口頭弁論期日を欠席すると、原告の請求が認容されます。
■原告の請求について争う場合
原告の請求について争う場合は、決められた期限までに答弁書を提出しなければなりません。
訴状に記載されている事実等につき確認が必要であり、それに時間がかかることもありますが、その場合でも、遅くとも第1回口頭弁論期日までに答弁書を提出し、請求について争う旨を明らかにしておく必要があります。訴状に記載された事実が本当かどうかや、会社側の主張・反論は後から明らかにすれば足ります。
■早期に弁護士にご相談を
また、訴訟提起された場合には、会社だけで対応することは非常に難しく、特に会社の場合は弁護士に依頼して訴訟を進める方がほとんどです。
訴状が届いたら、裁判所から届いたもの一式と関係する資料(契約書、就業規則、賃金規程等)を用意し、早期に弁護士にご相談・ご依頼されることをお勧めいたします。
お問い合わせ・資料請求