企業法務コラム
中古車関連事業を展開する企業が、常習的に自動車の修理代金や保険金などを水増しして請求していた事案が大きく報道され、厳しい批判を浴びました。水増し請求(不正請求)は重大なコンプライアンス違反であり、発…
社内で不正行為が発生した場合は、迅速かつ適切な対応が求められます。しかし、その際はどのように対応していくべきなのかが分からない、という企業も少なくありません。不正や不祥事については、まず事実関係を正…
取締役等が任務に背いて株式会社に損害を与えた場合、特別背任罪が成立します。特別背任罪が疑われるときは、会社側は、可能な限り、早急に刑事告訴を検討しましょう。また、当該取締役等の解任や損害賠償請求、ス…
自社よりも小規模の事業者を相手方とする取引については、下請法(下請代金支払遅延等防止法)が適用されることがあります。下請法違反を犯すと、公正取引委員会による調査を経て勧告を受ける可能性があるほか、違…
医師の有罪判決が確定した場合、医師免許が取り消される可能性があります。もし病院に所属している医師がいきなり逮捕されたら、病院としてどのように対応すればよいのだろうかと不安に思う方もいるでしょう。不安…
従業員(労働者)の不祥事は、会社の評判に大きな悪影響を与えるおそれがあります。不祥事による会社への悪影響を最小限に食い止めるため、弁護士のアドバイスを受けながら適切な事後対応に努めましょう。本記事で…
社員が会社の資金を不正に流用した場合などには、懲戒処分などに加えて、業務上横領罪による刑事告訴も検討することができます。社員の業務上横領などの不祥事につき、会社として適切に対応するためには、弁護士へ…
社内において不祥事が発生すると、企業は売り上げやレピュテーションの低下、行政処分などのリスクを負います。最近では、テレビのニュースや新聞などでも、企業の不祥事に関する話題が取り上げられていることがあ…
改正公益通報者保護法は、令和2年6月12日に公布され、2022年6月1日から施行されています。公益通報者保護法が改正されたことにより、一部の事業者については、新たに内部公益通報(公益通報)に関する体…
企業不祥事が発生した場合、原因究明や再発防止策の検討などを目的として「第三者委員会」が設置されることがあります。中立性の確保された第三者委員会の構成メンバーによる調査・検討が行われることは、不祥事対…
インサイダー取引(内部者取引)を行った者は、刑事罰や課徴金納付命令を受ける可能性があります。会社としても、役員・従業員がインサイダー取引によって摘発された場合、両罰規定による刑事罰や社会的信用の失墜…
「循環取引」とは、架空の売上を計上する不正会計の一種です。循環取引を行うと、金融商品取引法違反や特別背任・詐欺などの犯罪に問われる可能性があります。企業の経営者や法務・コンプライアンス担当者は、社内…
粉飾決算をした場合には、会社の内外を含めて大きな問題になることは想像に難くないでしょう。会社において粉飾決算が明らかになった場合には、社会的な信用を失うだけでなく、刑事上の罪に問われる可能性もありま…
企業による不祥事や不正などによって、企業の信頼が傷つけられたときには、莫大な損害が生じてしまいます。企業における不正行為を未然に防ぐためには、コーポ-レートガバナンスを強化していくことが非常に重要と…
あらゆる企業にとって、取引先リスト・ノウハウ・個人情報などの秘密情報(機密情報)が、営業活動を続けていくうえで重要であることは周知の事実でしょう。こうした秘密情報が流出する不祥事は、従業員のミスや背…
上場会社である大企業では、コーポレートガバナンス(企業統治)の強化などを目的として、社外監査役の設置が義務付けられるケースがあります。社外監査役には、会社法において厳しい要件が定められており、同時に…
企業間取引では、機密情報の漏えいを防ぐために「秘密保持契約書」の作成が必要です。安全にビジネスを行うため、秘密保持契約書の役割、作成手順や違反した場合のリスクなどの知識を持っておくと安心です。本コラ…
従業員がミスをして会社に損害が生じてしまったということはよくあることです。このような場合に、会社は従業員に対して損害賠償を請求することはできるのでしょうか。従業員は会社のために働いていることから、従…
以前は「密告制度」ともいわれ、敬遠されがちだった「内部通報制度」ですが、コーポレートガバナンス・コードの制定など、企業統治についてますます厳しい目線が注がれるようになりました。近年は、内部通報制度は…
従業員が、顧客の個人情報を漏洩した場合、企業には、どのような責任が発生するのでしょうか?リスクや法的責任、適用される可能性のある罰則について、理解しておく必要があります。前提として、「そもそも個人情…
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